こんにちは、院長の村上です。
「たかがニキビくらいで病院に行っていいのかな…」と悩んでいませんか?
ニキビは一時的な肌荒れではなく、きちんと治療ができる皮膚の病気です。
早く治療を始めるほど、将来の「ニキビ跡」を残さずに綺麗に治すことができます。
当院でも小学校高学年から中高生を中心にニキビに悩んで受診される方がたくさんみえます。
今回は、当院がどのようなアプローチでニキビ治療を行っているのか、その全体像を分かりやすくご紹介します。
1.ニキビとは
正式には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」という立派な皮膚の病気です。
ニキビは放置したり、自分で潰してしまったりすると、皮膚の深い部分が傷つき、生涯残ってしまうような「凸凹のクレーター」や「赤み・シミ(色素沈着)」といったニキビ跡になってしまうことがあります。
ニキビ跡になってから綺麗にするのは非常に時間がかかるため、「ニキビ跡になる前に、ニキビのうちに治す」ことがとても大切です。
2.ニキビの原因
大きく3つのステップで、いわゆるニキビができます。
ステップ①:毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌により、出口の角質が厚くなって毛穴が塞がった状態(いわゆる白ニキビ・黒ニキビ)になります。
ステップ②:毛穴に詰まった皮脂や角質を食べる細菌(アクネ菌)が閉ざされた毛穴の中でどんどん増殖します。
ステップ③:増えすぎた菌に対抗するため肌が炎症を起こし、赤く腫れ上がったり、黄色い膿がたまるようになります(いわゆる赤ニキビ、黄ニキビ)。
3.ニキビの治療 ニキビを根本から治療するには、「今ある炎症を鎮めること」と「そもそも毛穴を詰まらせないこと」の2点が大きなポイントとなります。 当院では、ニキビの段階や皮膚の状態に合わせて処方を行っていますが、中心となるのが以下の2つのお薬です。 抗生剤の軟膏(アクアチム等) 赤く腫れてしまったニキビにピンポイントで使用します。ニキビ菌の増殖を抑え、今ある強い炎症を落ち着ける薬です。 角質を取り除く軟膏(ベピオ等) ニキビの根本原因である「毛穴の詰まり、角質」を取り除くお薬です。目立つニキビだけでなく顔全体に広く塗ることで、潜んでいる「ニキビのなりかけ」を全滅させ、新しいニキビが作られないようにする薬です。
4.おおまかな治療の流れ
ニキビ治療はリバウンドを防ぐため、段階を踏んでじっくり進めていきます。
ステップ1:炎症をおさえる
まずは抗生剤の軟膏を使って、今ある赤ニキビの炎症を押さえる治療を行います。同時に角質を取り除く治療も並行して始めていきます。
角質を取り除く軟膏の使い始めは肌のカサつきや赤みが出やすいため、患者さまの肌状態を見極めながら、お薬の量やスキンケアの方法を細かく調整します。
ステップ2:ニキビなりかけをなくす
赤いニキビが落ち着いてきたら、抗生剤の軟膏を終了し、ニキビを予防するお薬をメインに切り替えていきます。
ステップ3:綺麗な肌をキープする
目立つニキビがなくなっても、ここで治療をやめないのが一番のポイントです。
毛穴が詰まりにくい状態を維持するために予防のお薬を継続し、「ニキビになりにくい皮膚」を定着させます。
ご不明な点はお気軽にご相談ください
ペンギン先生
目立つニキビがなくなってもしばらく薬を塗り続けるのがポイントだよ





