インフルエンザワクチンについて

こんばんは、院長の村上です。
今年もインフルエンザワクチンの季節がやってきました。
ワクチン接種が始まる前にインフルエンザワクチンについてご紹介したいと思います。

・インフルエンザとは?

インフルエンザウイルスが原因となって起きるウイルス感染症の一種です。
高熱、関節痛、咳・鼻水などが主な症状で毎年冬になると大流行します。
・ワクチンの効果

インフルエンザは非常にたくさんの種類があり、種類ごとにワクチンが必要になります。
しかし毎年すべての種類に対するワクチンを作ることは現実的には難しいため、毎年その年に流行りそうな数種類に対するワクチンを製造しています。

製造したワクチンがうまく当たるかどうかによって、ワクチンの予防効果が左右されてしまいます。

そのため毎シーズンごとに予防接種を行う必要があり、またワクチンによる予防効果も50~60%程度と言われています。
・接種時期

インフルエンザワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週間~5か月程度と考えられています。

そのため毎年流行が始まる前の10月中旬~12月上旬にワクチン接種を開始すると良いです。

接種回数は6か月~13歳未満のお子さんは2回、13歳以上のお子さんは1回になっています。

●標準スケジュール(6か月~13歳未満)
1回目 10月中旬~12月上旬
2回目 初回接種後2週間~4週間後

●標準スケジュール(13歳以上)
1回目 10月中旬~12月上旬
・卵アレルギーがある方の接種について

インフルエンザワクチンに含まれる卵の成分は微量であるため、基本的には卵アレルギーがある方への接種は大丈夫です。(詳しくはこちら)
ただしごくごく微量の卵の成分でもアナフィラキシーを起こしてしまうような重症の卵アレルギーの方は注意が必要です。

当院でも10月から接種を開始する予定です。
近日中にホームページ、LINE等でご連絡しますのでもうしばらくお待ちください。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
毎年流行りそうなウイルスの型を狙ってワクチンを作っているよ。
だから年によって当たり外れがあるよ。
卵アレルギーがあっても基本的には接種OK

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