水いぼについて

こんばんは、院長の村上です。

皆さんは子供のころ「水いぼ」になったことはありますか?
保育園くらいの年齢の子に、小さなつるっとしたイボが体にたくさんできる病気です。
今回はこの水いぼについて簡単にご紹介させていただきます。

・水いぼとは?

伝染性軟属腫ウイルスというウイルスが皮膚に感染することによって起こる、皮膚のウイルス感染症です。
皮膚につるっとして光沢のあるいぼができます。とくに痛みやかゆみはないことが多いです。
掻きむしると、水いぼの中に入っているウイルスが指先につき、そこから周りに広がっていきます。
・治療は?

基本的に放っておいても1-2年くらいで自然によくなります。
いぼの数が多い、通っている園の方針などの理由で治療を希望される場合は、体の免疫機能を整える漢方(ヨクイニン)を処方しています。
またいぼの数が少ない時は、皮膚科の先生にピンセットでつまみとってもらう治療もあります。
ただし、いぼを取ってもまた新しいところに出来てしまうことが多く、また取る時に結構痛がるので、個人的にはあまりおすすめしません。
・水いぼとプール

かつてはプールで感染が広がるといわれ、水いぼができるとプールを禁止したほうが良いという考え方でした。
しかし、プールでの感染の原因がビート板等の共用であることがわかり、現在では水いぼのお子さんをプールを中止する必要はないといわれています。
ただし、このあたりの方針は通っている園によって異なります。
園の先生にも一度ご確認ください。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
つるっとした「いぼ」が体に出来るよ
放っておいても大丈夫だけど、漢方で治すこともできるよ。

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