難聴について

こんばんは、院長の村上です。

私は子どものころ、中耳炎を繰り返しており、思い返すと一時的に軽い難聴になっていた時期があったように思います。
子供の難聴は中耳炎が原因になるものの他に、先天的な異常、感染症など様々なことが原因となります。
というわけで今回は「子供の難聴」について簡単にご紹介したいと思います。

・難聴とは?

難聴とは音を聞く能力に問題がある状態です。
一般的に人間が音を聞いているときは

外耳道 → 鼓膜 → 中耳 → 内耳 へと音が伝わっていき 

内耳で音を電気信号に変換したのち 

内耳 → 聴神経 → 脳 と信号が伝わっていきます。

この経路のどこかに異常があると難聴となります。

難聴には
外耳から内耳へ音が伝わっていくところに異常があるタイプ(伝音性難聴)
内耳から脳へ音の信号を送る回路に異常があるタイプ(感音性難聴)
両方の異常によるもの(混合性難聴)
の3つに大きく分けられます。
・伝音性難聴

中耳に水がたまる滲出性中耳炎が原因となることが多いです。
他にも外耳道が異物などで塞がる、耳の中にできものができる(真珠腫性中耳炎)、急性中耳炎なども原因になることがあります。
・感音性難聴

感音性難聴の原因の1/3は遺伝性のもの、1/3は風疹などの妊娠中の感染症や出産時の外傷等が原因となります。
1/3は原因不明といわれています。

どのタイプの難聴でも早く発見して、早く治療を開始することが大事です。
おかしいなと思ったら早めにご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
音が聞こえにくくなる病気だよ
小さい子の場合、うっかり見過ごされてしまうこともあるから気をつけよう

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