こんばんは、院長の村上です。
当院ではこれまで気管支喘息や花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー等のアレルギー疾患の診療をに力をいれてきました。
アレルギー検査を行う際には、外部の検査会社に検査をお願いする必要があったため、小さなお子さんでも大人と同じように注射器を使って採血をする必要がありました。
今回新たに「指先からとれる少量の血液」で「多項目のアレルギー検査」を行うことができる検査機器を導入したので、ご紹介させていただきます。
◯どんな検査なの?
少量の血液で、41項目のアレルギー項目(スギ、ヒノキ、ダニなどの吸入アレルゲンや食物アレルゲン)を一度に検査することができます。
小さなお子さんでは大人にくらべて通常の採血をするのが難しく、これまでの検査法では特に小さいお子さんで検査の負担が大きいことが問題でした。
この検査では少量の血液のみで検査ができるため、長引く鼻水や目のかゆみなどで、アレルギー性鼻炎や花粉症が心配なお子さんも気軽に検査ができます。
◯検査方法は?
小さな針で指先に小さなキズをつけ、1-2滴の血液を採取して検査を行うだけです。
◯注意点は? この検査はスクリーニング検査(たくさんの項目からアレルギーの可能性があるものをみつける検査)であり、食物アレルギーの診断や臨床経過のフォローに使うことは勧められていません。 そのため食物アレルギーが疑われるお子さん、食物アレルギーで通院されているお子さんはこれまで通りの外部の検査会社での検査を行います。
ご不明な点があれがお気軽にご相談ください
ペンギン先生
少量の血液で41項目のアレルギー検査ができるよ!