接触性皮膚炎について

こんばんは、院長の村上です。

みなさんは「接触性皮膚炎」という病気をご存知でしょうか?
漆や金属などに触った後、皮膚にぶつぶつができる、いわゆる「かぶれ」です。

大人の女性がネックレスをつけた後に起こったりすることで有名な病気ですが、実は大人だけでなく、子どもでも良くみられる病気です。
今回はこの接触性皮膚炎について簡単に御紹介します。

・接触性皮膚炎とは?

特定の物質に直接触ることが原因で、触れていた部分に湿疹ができる病気です。
「アレルギー反応が原因となるもの(アレルギー性)」と「刺激が原因となるもの(刺激性)」に大きく分けられます。
・アレルギー性接触性皮膚炎とは?

花粉症などと同じように、初めて特定の物質(漆、金属、ゴムなど)に触れたときに、その物質に対するアレルギーができてしまう人がいます。
そういった特定の物質に対するアレルギーができてしまった人が、再度その物質に触れた後、数時間~1日くらい経って、触れていた部分に湿疹ができます。

一般的に原因となりやすいものは
漆などの植物、ゴム、金属、香水、抗生剤などです。
・刺激性接触性皮膚炎とは?

化学物質や石鹸、体液などで、皮膚が直接傷つけられることで起こるタイプです。

赤ちゃんに多い「おむつかぶれ」や「よだれかぶれ」も刺激性接触性皮膚炎の一種です。
どちらもおしっこやよだれに含まれる化学物質が原因で皮膚が荒れ、荒れた皮膚にさらに化学物質が付くことでさらに荒れ・・・・
といった感じでなかなか良くならず、注意が必要です。
・治療は?

何が原因であれ、かぶれてしまった場合は、患部を良く洗って皮膚を保護するような軟膏を塗るのが効果的です。
かぶれがひどいときはステロイドの塗り薬を処方することもあります。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
皮膚に化学物質が付くことで起こる皮膚炎で刺激性とアレルギー性に大きく分かれるよ。
治療はどちらもよく洗って皮膚を保護する軟膏を塗るよ。
ひどいときはステロイドも塗ってね

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