BCGワクチンについて

こんばんは、院長の村上です。

今回は生後6ヶ月から接種が始まる「BCGワクチン」について、予防できる感染症やワクチンの効果、接種時期などについてご紹介します。

・BCGで防げる病気は?

BCGは結核に対するワクチンです。
結核は結核菌が原因となる細菌感染症の一種です。一番一般的な肺結核では、結核菌が肺で増え徐々に肺の組織が壊されていきます。はじめはかぜに似た症状で始まりますが、咳や痰、血痰が長期間続き、最終的に呼吸困難を引き起こし亡くなってしまうことがあります。

かつては国民病といわれるほど日本全国に蔓延していた病気です。
現在は毎年2万人前後が発症すると言われています。
・ワクチンの効果は?

ワクチン接種により約75%以上の結核を予防することができると言われています。
・接種時期

生後1歳になるまでに1回接種を行います。標準的な接種期間は生後5か月~8か月未満です。
どちらかの肩のところにいわゆるハンコ注射を行います。
・ワクチンの副反応

ワクチン接種後の正常な反応として、接種後2週間ころから針の痕のところが赤くなったり、化膿したようになります。
接種後5-6週間後にピークになりその後徐々にきれいになっていきます。

このような状態が接種後1週間以内に出たり、何か月も続くような場合は一度受診ください。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
結核を予防するためのワクチンだよ。
忘れずに接種してね。

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