急性喉頭蓋炎について

こんばんは、院長の村上です。

以前「クループ症候群」についてご紹介した記事で、クループのより重症な病気である「急性喉頭蓋炎」について軽くご紹介しました。

本日はその急性喉頭蓋炎について、より詳しくご紹介したいと思います。

・急性喉頭蓋炎とは?

インフルエンザ桿菌B型(ヒブ)などの細菌が、のどの奥にある喉頭蓋という部分に感染して起こる、稀な細菌感染症です。
ヒブワクチンが普及したことでヒブの感染自体が減ってきているので、以前にくらべると患者さんの数は減ってきました。

しかし急激に症状が進行し、空気の通り道が詰まって窒息、最悪死に至ることもある非常に怖い病気です。
・症状は?

突然発症する高熱、唾を飲み込めずにだらだら口から流してしまうくらいの強い喉の痛みが特徴的です。
場合によっては突然の呼吸困難から始まることもあります。

このような症状が出たら、すぐに救急車を呼んでください。
・治療は?

入院して抗生剤の点滴を行います。
呼吸状態によっては気管挿管が必要になることもあります。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
高熱と非常に強いのどの痛みが特徴的な症状だよ。
数時間で急激に呼吸が苦しくなることがあるよ!
おかしいと思ったらすぐに受診してね!

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