おむつかぶれのケアについて

こんばんは、院長の村上です。

生後6か月ころまでの赤ちゃんは、うんちがゆるくて一日何回も出る子がときどきいます。
こういった赤ちゃんの場合どうしてもおむつかぶれを起こしやすい傾向があります。

胃腸炎などで下痢になってしまった時も、赤ちゃんの場合下痢が完全になるのに2-3週間かかってしまうことがあり、よくおむつかぶれを合併します。

今回はおむつかぶれの時のおしりのケアについてご紹介したいと思います。

・強くこすらない

おむつ替えの時におしりふきで強くこすったりせず、可能であればぬるま湯などで流してあげると良いです。
・しっかり乾かしてからオムツをつける

おしりを綺麗にしてあげた後に湿ったままオムツをつけると蒸れて悪化してしまうため、しっかり乾いてから新しいオムツをつけると良いです。
・軟膏はおしりの表面をカバーするようにべっとりつける

おむつかぶれがあるときは亜鉛華軟膏という塗り薬をよく処方します。
この薬は次にうんちが出た時に、荒れた皮膚に直接うんちがつかないように皮膚を保護するための塗り薬です。
べっとりと塗ってうんちが肌につかないようにしてあげましょう。
汚れていなければ毎回塗りなおす必要はありません。

おむつかぶれがひどい時は追加でステロイドの塗り薬を処方することがあります。
この場合はさきにステロイドを薄く塗って、その上から亜鉛華軟膏をべっとり塗ると効果的です。
・カビが原因になるタイプもあります。

なかなか良くならないときはもう一度受診してください
おむつかぶれの中にはカビが原因となるタイプのものがあります。
この場合通常のおむつかぶれの治療は効かないため、治療を変更する必要があります。

通常のおむつかぶれの治療をして1週間たっても良くならないときは必ず受診してください。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
おむつかぶれの時は、うんちが患部につかないようにするのが大事だよ。
カビが原因のこともあるので、なかなか良くならなかったら相談してね。

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