こんばんは、院長の村上です。
生まれたばかりの赤ちゃんの胃は、大人と形が少し異なっています。
また胃の入り口の締め付けが緩いので、ちょっとしたことで良く嘔吐します。
例えばミルクを飲んだ後に口の端から、だらだらとミルクが流れ出てきてしまったり(溢乳)、げっぷと一緒にごぽっと吐いてしまったりします。
母乳の中には細菌やウイルスの感染を予防する成分が含まれており、わざと吐きやすくすることで、口のなかや食道を消毒する役割を持っています。
それほど頻回でなければ、赤ちゃんの嘔吐を心配する必要はありません。
しかし、中には赤ちゃん特有の病気が隠れている場合もあるので、注意が必要です。
今回は赤ちゃんの嘔吐で気を付けるべき点をご紹介します。
①体重がちゃんと増えているか?
赤ちゃんは大人と比べてよく嘔吐をしますが、元気があり、きちんと体重が増えていれば問題ありません。
もし嘔吐が多く気になるような場合は、当院で体重の増え具合をチェックできますので、お気軽にご相談ください。
②どのような吐き方をするのか? 毎回吐くのか? 赤ちゃんの吐き方が、上述したような「溢乳(口の端からだらだらミルクが流れ出てくる)」やげっぷと一緒に吐いてしまうようなもので、一日に数回ある程度であればほとんど問題ありません。 注意したほうが良いのは、ミルクを飲むたびに毎回毎回噴水のようにびゅーびゅー吐いてしまう場合です。 この場合肥厚性幽門狭窄症という病気が隠れている可能性があるので、急いでご相談ください。
ご不明な点があれが、お気軽にご相談ください。
ペンギン先生
赤ちゃんは嘔吐があっても、元気があって体重が増えていれば大丈夫だよ。
ミルクを飲むたびに、ぴゅーぴゅー噴水のように吐く時は相談してね。
ミルクを飲むたびに、ぴゅーぴゅー噴水のように吐く時は相談してね。