けいれんとふるえについて

こんばんは、院長の村上です。

先日「けいれんを起こしたら?」の記事でご紹介したように、子どものけいれんの原因でもっとも多いのは「熱性けいれん」です。

熱性けいれんの場合、熱が上がりはじめにけいれんを起こすことが多いですが、けいれん以外に「ふるえ」も同じように熱が上がりはじめるころに起こることが多い症状です。
そのため特に小さい子の場合、ただのふるえをけいれんと間違えてしまうことが時々あります。

今回はけいれんとふるえの違いについてご紹介します。

・けいれんの場合

熱性けいれんの場合は、基本的に意識がなくなって、全身をがくがく震わせます。
そのため、がくがく震えているときに、こちらの呼びかけに答えない、目の焦点があっていない、目が上をむいているなどの時はけんれんの可能性が高いです。
「けいれんを起こしたら?」をご参考に対応してください。
・ふるえの場合

皆さんも風邪などで熱があがる時や冬場の寒い日などにご経験があると思いますが、人間の体は体温を上げようとする時に全身の筋肉を小刻みに収縮させて熱を生み出そうとします。

こればいわゆる「ふるえ」です。
この場合意識はしっかりしているので、目がちゃんと合って、呼びかけに反応します。

全身をがくがく震わせていても意識がしっかりしている場合は、ただのふるえと思われますので、そのままおうちで様子を見てもらっても大丈夫です。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
熱性けいれんの時は、意識がなくなって呼びかけに答えないよ。
意識があって呼びかけに応えれる時は、「ふるえ」と考えて大丈夫だよ

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