浣腸の仕方について

こんばんは、院長の村上です。
子どもは大人と比べて便秘になりやすいです。
なかには毎日うんちが出ていても(ころころうんちのことが多いですが)、便秘になってお腹にうんちが溜まってしまっている子もときどき見かけます。

こういった便秘の子が受診された時は、もちろん当院でも浣腸をおこないますが、浣腸は薬局で買ってお家で使うこともできます。
また赤ちゃんの場合は、浣腸液を使わずに、綿棒などでも十分うんちが出ます。

今回はこうした浣腸について少しご紹介します。

・綿棒浣腸
生後半年くらいまでは綿棒を使った浣腸でうまくいくことが多いです。
①市販の綿棒の先の白い部分にオリーブオイルはたっぷり付けます。
②肛門に綿棒の先が隠れるくらいまで差し込んで、円を描くように動かして肛門を刺激してやります。

オムツを替える時の体位でやると良いでしょう。

・市販のグリセリン浣腸
①キャップをはずし、オリーブオイルをたっぷりつける。
②肛門に細い部分が隠れるまで差し込む。

③ゆっくり注入し、入れ終わったら、トイレットペーパーでしばらく肛門を抑え、最低2-3分は我慢させます。

ちなみに使用する浣腸の量は、体重1kgあたり2mlと一般的には言われています。
ざっくり赤ちゃんなら10ml、幼児で20ml、小学生以上なら30mlとかでも大丈夫です。

なお綿棒浣腸・グリセリン浣腸にかかわらず、うんちがなかなか出なくて頻回に浣腸しないといけないような時は、便秘の内服薬を始めるほうが良いです。

お気軽にご相談ください。

 

ペンギン先生
ペンギン先生
生後半年くらいまでは綿棒浣腸でやさしく肛門を刺激してあげてね。
グリセリン浣腸を使うときは、体重あたり2mlくらいが目安だよ。
おうちでしょっちゅう浣腸しないといけない時は、内服薬を飲んだほうが良いかも。

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