目薬の使い方のポイント

こんばんは、院長の村上です。
たまたま先日外来中に、3人連続で目薬を処方することがありました。
その際に、子どもへの目薬の使い方について質問を受けましたので、簡単にまとめてみました。
大人でも苦手な人がいるくらいなので、こどもにとって目の前に目薬が近づいてくるのは中々の恐怖だと思います。
リラックスしてさりげなく使用してあげるのが大事です。

★あかちゃん、幼児の場合

まず赤ちゃんを、床で仰向けに寝かせます。
次にお母さんの両膝で赤ちゃんの頭をはさんで固定します。
この際利き手じゃないほうの手で顎を押さえると、より確実です。
最後に目をつぶっていても開いていても良いので、赤ちゃんの目頭のあたりにさっと1-2滴点眼しましょう。

たいてい薬が目に入った刺激で目をぱちぱちさせるはずです。
ほんの少量でも目に入っていれば大丈夫です。

「ちゃんと目に入っていないんじゃないか?」と心配して、何度も点眼する必要はありません。
★年長児の場合

まずソファや椅子に、頭を少し後ろに傾ける感じで座らせます。
次に「あかんべー」をさせて、下まぶたの内側あたりに点眼します。
最後によく目をパチパチさせてください。

お子さんによっては別のやりかたのほうがうまくいくこともあるので、お気軽にご相談ください。

ちなみに目薬の使用期限は冷蔵庫で保存して1-2か月くらいです。
それ以上経ってしまったものは、もったいないですが捨てましょう。
必要があれば新しいものを処方します。

ペンギン先生
ペンギン先生
ほんの少量目に入っていれば大丈夫だよ
あまり神経質になりすぎないようにね

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