こんばんは、院長の村上です。
本日は当クリニック・ブログのマスコット「ペンギン先生」についてご紹介します。
ペンギン先生は「コウテイペンギンのお医者さん」をイメージしてデザインしてもらったキャラクターです。
思った以上に可愛くデザインしてもらって、私自身非常に気に入っています。
皆様にも末永く可愛がってもらえると嬉しいです。
ちなみにコウテイペンギンは南極大陸の氷の上という過酷な環境で生活する、世界でもっとも大きなペンギンです。
個体数が少なく、また南極条約(南極からの動物の持ち出しを禁止する条約)の存在もあり、日本では和歌山のアドベンチャーワールドと名古屋港水族館でしか見ることが出来ない非常にレアなペンギンです。
コウテイペンギンの子育ては非常に過酷です。
母はタマゴを生んだ後、父にタマゴを託して海に餌を捕りに行って数カ月間帰ってきません。南極のブリザードが吹き荒れる中、父は最長4ヶ月間タマゴが孵るまで足の上でタマゴを温め続けます。
その間いっさい食事をとらず、最終的には体重が半分くらいになってしまいます。
タマゴが孵るくらいのタイミングで母が帰ってきて、やっと父はエサを取りに行くことができます。
ヒナが生まれてしばらくは、父母の足の上に乗って育ちますが、生後2ヶ月くらいになると「クレイシ」という、ヒナばかりが集まった保育園のようなところに預けられます。
両親は共同でヒナのためにエサを取りにでかけますが、ヒナだけだと危ないので、大人のペンギンが交代でクレイシを守ってくれています。
このようにコウテイペンギンは、両親の文字通り身を削るほどの深い愛情と、群れの仲間たちの協力のもと成長していきます。
これってなんとなく共働きの両親のもとに生まれた子どもが、1-2歳で保育園に預けられる構図になんとなく似てませんか?
我が家がまさにその状況なので、名古屋港水族館で子育て中のコウテイペンギン一家を見ると、勝手に親近感を覚えてしまいます。
当院も、両親の深い深い愛情の代わりはできませんが、地域ぐるみで子どもの成長をサポートしていく手助けになれればと思います。
ペンギン先生ともども、これからもよろしくお願いいたします。
南極出身、5歳のオスのコウテイペンギンです。
院長と一緒にいろいろ情報を発信していこうと思ってます。
これからヨロシクね!
*参考文献:新しい、美しいペンギン図鑑