こんばんは、院長の村上です。
皆さんは「斜視」という病気をご存知でしょうか?
目の位置が左右でズレてしまっている病気です。斜視をほおっておくと、「弱視(非常に視力が低い状態)」になってしまうことがあり注意が必要です。
今回はこの斜視について簡単にご紹介させていただきます。
・斜視とは? ものを見ようとするときに、片目は正面を向いていても、もう片方は別の方向をみている状態です。 片方の目が正面を向いている時にもう片方が内側に寄る内斜視と外側に寄る外斜視に大きく分けられ、7割以上が内斜視です。 内斜視は生まれた時から斜視の症状がある「先天性内斜視」と2-3歳ころに発症する「調節性内斜視」の2種類があります。 どちらの斜視でも斜視の目を無意識に使わなくなってしまうため、視力が発達せず弱視になってしまうことがあります。早めに発見して治療することが大事です。
・先天性内斜視
生後6か月以内に発症した内斜視のことで、ほとんどは生後1か月以降に発症します。
原因はまだよくわかっていませんが、遺伝、筋肉の異常、神経の異常、解剖学的な異常などが関係していると言われています。
目の位置のずれが大きいことが多く、手術が必要になることが多いです。
斜視の状態がつづくと立体視(両目でものを立体的に見る機能)ができなくなってしまうので、早めの治療が必要です。
・調節性内斜視
強い遠視が原因で、近くのものにピンとを合わせようとすると目が過剰に寄ってしまう状態です。
眼鏡やアイパッチによる遠視の治療で改善することが多いようです。
・検査について 当院では赤ちゃんでも斜視の検査をできる機械を導入しており、乳児健診の際にご希望される方には検査を行っております。 お気軽にご相談ください。
ペンギン先生
左右で目の位置がズレている病気だよ。
赤ちゃんでも検査できる機械を置いているから相談してね。
赤ちゃんでも検査できる機械を置いているから相談してね。