こんばんは、院長の村上です。
皆さんは子供のころ「水ぼうそう」にかかったことはありますか?
私は小学校低学年のときにかかりました。ぶつぶつ1個1個に塗り薬をちょんちょん付けていくのが、すごく楽しかったのをなんとなく覚えています。
というわけで今回は「水ぼうそう」について簡単にご紹介したいと思います。
・水ぼうそう(水痘)とは? 水痘帯状疱疹ウイルスの感染によっておこるウイルス感染症です。 ウイルス感染症の中でも飛沫感染(咳やくしゃみ)だけでなく、空気感染(空中にただよっているウイルス)でも感染するため、感染力が強く流行しやすい感染症です。 ワクチン接種が一般化してきたため、患者数は減ってきています。
・症状は? 水ぼうそうの患者さんと接触してから2週間後くらいに、発熱と全身の皮膚の水膨れ(水疱)が出現します。水疱は頭皮にもできるのが特徴的です。水疱はかゆみが強く、掻きむしってしまうお子さんが多いです。 ワクチンを打っているお子さんも発症することがありますが、症状は軽くて済みます(修飾水痘)
・治療は? 特効薬である抗ウイルス剤が開発されているため、抗ウイルス剤の内服を処方します。 また皮膚の水疱に塗る軟膏も一緒に処方します。 また水ぼうそうにかかったことがなく、予防接種も打っていないお子さんが、水ぼうそうの患者さんと接触した場合、72時間以内であればワクチン接種(緊急ワクチン接種)で発症を防げる可能性があります。
・予防は?
水ぼうそうはワクチンで予防できます。
1歳を超えたら接種できますので、忘れずに行いましょう。
・登園・登校の基準は?
全身のぶつぶつがカサブタになったら、登園・登校して大丈夫です。
治癒証明書が必要になることが多いです。
ご不明な点があればお気軽にご相談ください。
ペンギン先生
発熱と全身の水疱が特徴だよ!
ワクチンで予防できるので、忘れずに接種しよう!
ワクチンで予防できるので、忘れずに接種しよう!