オムツかぶれについて

こんばんは、院長の村上です。

赤ちゃんは一日中オムツをしており、特に梅雨時や夏場など暑くてジメジメしている季節には良くオムツかぶれを起こします。
今回はこのオムツかぶれについてご紹介したいと思います。

・オムツかぶれとは?

おむつが当たる部分や肛門のまわりが赤くはれ、ぶつぶつができます。ひどくなるとベロっと皮がむけてしまうこともあります。
・治療は?

お尻を綺麗に保ってあげるのがもっとも大事です。
こまめにオムツをかえてあげましょう。その際に可能であれば、ぬるま湯などでお尻を洗ってあげるとよりいいです。

赤みやぶつぶつが広がっているようであれば、「亜鉛華軟膏」という塗り薬を処方します。
この際うんちやおしっこが、かぶれているところに付くと悪化してしまうので、軟膏で蓋をして、うんちがつかないようにするイメージでべっとり塗ってあげてください。
うんちで汚れていなければ、毎回塗りなおす必要はありません。

皮がめくれてしまっているような場合は、ステロイドと亜鉛華軟膏の塗り薬を両方処方します。
まずステロイドをしっかり塗ってから、亜鉛華軟膏で蓋をするイメージでぬってあげてください。
・間違えやすい「カビのおむつかぶれ」

カンジダというカビが原因の「カンジダ皮膚炎」も、じめじめした場所に起こりやすいので、よく赤ちゃんのおまたに起こります。

普通のおむつかぶれか、カンジダ皮膚炎かを、見た目だけで見分けるのは難しいことが多いです。
処方した塗り薬を数日~1週間くらい塗っても良くならないようなら再度受診してください。
カンジダ皮膚炎用の塗り薬に変更させていただきます。

お気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
お尻をきれいにして、塗り薬をしっかり塗ろう。
なかなか良くならない時はカビが原因のことがあるよ。
塗り薬を変えるから相談してね!

一覧に戻る