こんばんは、院長の村上です。
1か月健診に赤ちゃんを連れて行った際に、口の中になかなかとれない白いミルクカスのようなものが付いていて、鵞口瘡(がこうそう)かも?と健診の先生に言われたことはないですか?
今回はこの鵞口瘡についてご紹介します。
・鵞口瘡とは?
カンジダというカビ(真菌)の一種が赤ちゃんの口のなかで増える真菌感染症の一種です。
・症状は?
口の中や舌の表面などに、ミルクカスのような白い塊のようなものができます。
ミルクカスとは違って、こすってもなかなかとれません。
ミルクの飲みや機嫌が悪くなることもありますが、ぜんぜん元気にしている赤ちゃんも多いです。
・診断は?
口の中の所見をもとに診断します。
特別な検査は行いません。
・治療は?
赤ちゃんが元気でミルクの飲みも問題ないような場合は、様子をみていれば1-2週間くらいで良くなります。
もし機嫌が悪かったり、ミルクの飲みが悪いような場合は塗り薬や飲み薬を処方します。
・注意することは? 口のなかで増えたカビがうんちと一緒に排泄されて、カンジダが原因のオムツかぶれを起こすことがあります(こちらの記事も参考にしてください)。 普通のおむつかぶれの塗り薬ではなかなかよくならないので、専用の塗り薬を処方します。
ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
ペンギン先生
カビが赤ちゃんの口の中で増える病気だよ!
元気でミルクも飲めていれば、様子見でOKだよ!
カビが原因のおむつかぶれを合併することがあるよ!
元気でミルクも飲めていれば、様子見でOKだよ!
カビが原因のおむつかぶれを合併することがあるよ!