麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)について

こんばんは、院長の村上です。

今回は1歳から接種が始まる「麻疹風疹ワクチン(MRワクチンワクチン)」について、予防できる感染症やワクチンの効果、接種時期などについてご紹介します。

・麻疹風疹ワクチンで防げる病気は?
麻疹:麻疹ウイルスというウイルスが原因となるウイルス感染症の一種です。
発熱、皮疹がおもな症状ですが、1000人に1人くらいの割合で脳炎を合併することがあり注意が必要です(くわしくはこちら)。
日本は2015年に国内から麻疹が排除されたと認定されましたが、若い世代を中心にときおり小規模の流行がみられています。

②風疹:風疹ウイルスというウイルスが原因となるウイルス感染症の一種です。
はしかを軽くしたような症状が出るため「三日はしか」と呼ばれることもあります。
風疹の抵抗力が弱いお母さんが妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群(CRS)という障害をもって生まれてくることがあり、難聴、白内障、心臓病などの症状がでることがあり、注意が必要です(くわしくはこちら)。
・ワクチンの効果

ワクチン接種1回で95%以上の人が免疫を獲得し、2回接種でほぼ100%免疫を獲得できます。
・接種時期

麻疹風疹ワクチンの定期接種は1歳から開始します。1歳を過ぎたらなるべく早くワクチン接種を行いましょう。
2回目は小学校入学前の年(6歳になる年度)に接種します。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
麻疹と風疹のワクチンの詰め合わせだよ。
1歳になったら忘れずに接種しよう。

一覧に戻る