乳幼児突然死症候群(SIDS)について

こんばんは、院長の村上です。

皆さんは「乳幼児突然死症候群(SIDS)」という病気を聞いたことはありますか?
今まで元気に過ごしていた赤ちゃんが、寝ている間に突然亡くなってしまう病気です。
今回はこのSIDSについて御紹介します。

・乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とはなんの病気もなく元気だった赤ちゃんが睡眠中に突然亡くなってしまう病気です。
寝ている間に赤ちゃんが窒息してしまうなどの事故死は含まれていません。

生後2-6か月の赤ちゃんに多いと言われ、毎年数十人くらいの赤ちゃんが亡くなっています(乳児期の死亡原因の第4位)。
・原因は?

原因はいまだわかっていません。
・SIDSを予防するには?

以下の点を注意することでリスクを減らせるのではないかといわれています。

①1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる
理由ははっきりしていませんが、うつぶせ寝をするとSIDSの発生率が高くなることが分かっています。
医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、なるべく仰向けに寝かせてあげるのが良いです。

②なるべく母乳で育てる
母乳で育てられた赤ちゃんのほうがSIDSの頻度が低いと言われています。
できる範囲で母乳を与えると良いです。

③たばこをやめましょう
たばこはSIDSの大きな危険因子といわれています。
妊娠中のたばこはもちろんのこと、妊婦さんや赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。

ほかにも赤ちゃんに厚着させすぎないなども予防に大事といわれています。

ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

ペンギン先生
ペンギン先生
元気な赤ちゃんが寝ている間に、突然亡くってしまう病気だよ。
原因は分かっていないけど、①あおむけに寝かせる、②母乳で育てる、③たばこをやめる等でリスクを減らせるよ。

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